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しじみとウコンを摂取

しじみとウコンは、どちらもお酒のお付き合いの多い方に人気の食品です。
共通の効果が多いため、しじみとウコンを組み合わせた健康食品や、ドリンクなども数多く販売されています。

このページでは、しじみとウコンの効果や、摂取時の注意点などについて詳しく解説します。

しじみとウコンには、共通する効果が二つあります。

肝機能の向上

しじみとウコンといえば、やはり有名なのは肝臓に対する効果です。

しじみの可食部100gには、10~15mgのオルニチンが含まれています。
オルニチンは、肝臓でアルコールの分解時に発生したアセトアルデヒドや、たんぱく質の分解時に発生したアンモニアを解毒し、肝臓の機能をサポートします。
また、同じくしじみの可食部100gに32.4mg含まれるタウリンには、胆汁の分泌を促進して、肝臓の解毒作用を高める働きがあります。

一方、スパイスの一種であるウコンには、クルクミンという主要成分が含まれています。
クルクミンもまた、タウリン同様に胆汁の分泌を促進することによって、二日酔いや悪酔いの原因であるアセトアルデヒドの代謝をサポートします。

また、ウコンに含まれるパラ・メチルトルイルカルビノールと呼ばれる成分には、分泌された胆汁を排出する働きによって、肝臓の機能を高めるという効果があります。

コレステロール値や血圧を下げる

しじみとウコンには、コレステロール値を下げて血液や血管、心臓の健康を維持する成分も含まれています。

しじみのタウリンには、胆汁の分泌を促進することで、コレステロールの上昇を抑制する作用があります。

ウコンのもつ抗酸化作用は、コレステロールの酸化を防ぐことで、コレステロール値を低下させます。
更に、ウコンにはナトリウムを排出する働きのあるカリウムも含まれており、それによって血圧を下げる効果もあります。

このようなしじみやウコンの成分には、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの病気を予防する効果が期待できます。

しじみとウコン摂取の注意点

しじみとウコンの摂取には、注意が必要な人がいます。
それは、アルコールを日常的に多量摂取する人や、肝機能に問題がある人、脂肪肝の診断を受けている人です。

しじみとウコンは、肝臓に良い成分ばかりが注目されがちです。
しかし、これらの食品に豊富な鉄分を過剰に摂取すると、肝臓の状態によっては肝細胞を傷つけ、肝機能を低下させてしまうことがあります。

過去には、肝臓に問題のある人が、しじみエキスやウコンを摂りすぎたことによって、命に関わる重症の肝炎を発症したという報告があります。

健康食品の摂取は表示の服用量を守ること、不安な人は医師に相談することが基本です。

しじみとウコンでお酒と上手に付き合おう!

しじみとウコンは、お酒を飲む機会の多い人の味方となるだけでなく、コレステロール値や血圧を下げて病気を予防するなど、素晴らしい効果がある食品です。

コンビニや薬局などでも簡単に手に入れることができるため、お酒を飲む前、飲んだ後などにぜひ活用しましょう。

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